トップランナー 庵野秀明


「アニメと実写の監督、どちらが向いていますか?」
という質問に
「どちらも向いてないです」
と答えるへそ曲がりさが、とっても庵野監督でした(^^

でも、その後の説明で
「もともと責任感が薄いので、監督をやることで(責任感を与えられていることで)
かろうじて人間としてなんとかなっている」
という言葉を聞いたときは他人事とは思えなくなりました。

自分も最近、似たようなことを感じることが多いから(^^;

それにしても、あの有名な巨神兵シーンの作画を庵野さんが失敗と思っていたことは
知りませんでした。
「あそこは、(宮崎監督の指示通りの)5コマでなく7コマでやるべきだった!」
ってアンタ、未だに根に持ってるんだ… 何年前の話ですか!?(笑)

あと、アニメと実写の制作の違いに関する話は興味深かったです。
「アニメは絵コンテによって各シーンのイメージが決定してしまうが、 実写は環境や俳優
によってイメージがどんどん変化してしまうので、それを編集するまでわからない所が
おもしろい」
との事。

たぶん、押井守大友克洋などの2Dクリエーターが実写にころぶ理由も同じかもしれません。

もともとアニメ監督として、映像の完全主義を貫いてきた彼らにとって、撮影中のアドリブ
が優先する実写の制作が新鮮でスリリングなものに感じるのではないでしょうか?

個人的に言うと、実写制作とはいっても、そこは微妙に違うと思っているのですが、話が長くなる
ので(笑)これで終わりです。